セキスイハイムの外壁塗装は本当に不要か
最終更新 2026-08-25
セキスイハイムで建てた家の外壁塗装を調べると、**「塗装は不要」という説明に当たります。 そして同時に、「不要と言われたのに点検で塗装をすすめられた」**という話も出てきます。
矛盾しているように見えますが、**どちらも正しい場合があります。**外壁の種類で話が変わるからです。
まず、自分の家の外壁がどれかを確かめる
セキスイハイムの外壁は大きく分かれます。
| 外壁 | 塗り替えの考え方 |
|---|---|
| 磁器タイル | 焼き物なので、タイルそのものは塗り替えを前提としていません |
| レリーフ(塗装仕上げの外壁) | 塗膜で守っているので、塗り替えが要ります |
| 窯業系サイディング | 一般的な外壁材。塗り替えが要ります |
**「セキスイハイム=塗装不要」ではありません。**磁器タイルの家の話が、 そうでない家にも当てはめられて広まっている、というのが実際のところです。
**契約書・仕様書・点検報告書のどれかに外壁の名前が書いてあります。**そこを見てから読み進めてください。
磁器タイルでも、手を入れる場所はある
タイル自体が劣化しにくいのは本当です。ただし外壁はタイルだけでできていません。
- 目地のシーリング … タイルとタイルの間、サッシまわり、板と板のつなぎ目。ここは経年で切れます
- コーキングの打ち替え … 切れたまま放置すると、そこから水が入ります
- 付帯部 … 軒天・破風・雨樋・鉄部。ここは塗装で守られています
「塗装は不要」と「メンテナンスは不要」は別の話です。 点検で言われた「不要」が外壁面の塗り替えだけを指しているのか、外壁まわり全体を指しているのかを、 その場で聞き返してください。ここを取り違えたまま10年置くと、目地から水が入ります。
点検で塗装をすすめられたときに聞くこと
そのまま断る前にも、そのまま受ける前にも、次の3つを聞いてください。
- **どの部分の話か。**外壁面か、目地か、付帯部か
- いま何が起きているか。「そろそろ年数なので」ではなく、症状で説明できるか
- やらなかった場合に何が起きるか。そしてそれはいつまでに起きるか
3に答えられない場合、急ぐ理由がありません。 症状が出ていないのに年数だけを理由に決めなくてよい、というのがここでの結論です。
他社に頼めるか
目地の打ち替えと付帯部の塗装は、一般の塗装会社でも扱えます。 ただしタイル面の扱いを分かっている業者かどうかは差が出ます。
「磁器タイルの家をやったことがあるか」を聞いてください。 「タイルは塗れないので塗りません」と即答できる業者は、分かっています。 タイルの上から塗ろうとする業者には頼まないでください。
見積もりのどこを見るか
- タイル面が施工範囲に入っていないか … 入っていたら理由を聞く
- シーリングの数量(m)と、打ち替えか増し打ちか
- 足場の面積(㎡) … 業者が違っても大きく変わらない数字です
- 付帯部がどこまで含まれるか … 軒天・破風・雨樋・水切りが個別に書かれているか