関連する一覧: 外壁塗装の情報一覧(工法・症状・費用・契約)/外壁塗装の会社・ランキング・情報のまとめ/外壁塗装の一括見積もりサイト総合ランキング/外壁塗装のランキングと比較表の一覧/一括見積サービスとハウスメーカーの会社一覧
短い答え
- 石綿(アスベスト)を含む住宅屋根用化粧スレートが作られたのは、1961年〜2004年です(国土交通省「目で見るアスベスト建材(第2版)」)。2004年より後に作られた化粧スレートは、この表の期間の外です
- 屋根にのせたままなら、ふだんの暮らしで特別な管理は要らないとされています。国交省は、成型板は「切断・削孔などの作業を伴わない通常の使用環境下では特別な管理を必要としない建材」と書いています
- 屋根の工事をするときは、石綿の事前調査があります。令和4年4月1日からは、請負代金の合計額100万円以上(税込)の改修工事で、調査結果の報告も義務になりました。個人宅のリフォームも含まれます(環境省の報道発表・確認日 2026-10-19)
見た目だけで、石綿を含むかどうかは決められません。手がかりは「作られた年」と「商品名」です。屋根の上に上って確かめるのは危険なので、やめてください。
スレート屋根(コロニアル・カラーベストと呼ばれる屋根)には、昔の製品に石綿(アスベスト)を含むものがあります。
このページでは、国の資料の原文で、どの年に作られた製品に石綿が使われていたか、工事のときに何が要るかを整理しました。当サイトの推定は入れていません。
石綿を含む製品が作られた年
出典: 国土交通省「目で見るアスベスト建材(第2版)」(平成20年3月・p.8〜9 の製造時期の表・確認日 2026-10-19)
| 建材(資料の名前のまま) | 製造時期 | 家のどこに使われるか |
| 石綿含有住宅屋根用化粧スレート | 1961~2004 | 屋根(一部は外壁) |
| 石綿含有窯業系サイディング | 1960~2004 | 外壁 |
| 石綿含有スレート波板・大波 | 1931~2004 | 屋根・外壁(倉庫・車庫など) |
| 石綿含有スレート波板・小波 | 1918~2004 | 同上 |
| 石綿含有スレート波板・その他 | 1930~2004 | 同上 |
「目で見るアスベスト建材」は第2版(平成20年3月)が最新です(国土交通省の発表・確認日 2026-10-19)。化粧スレートについては「ほとんどが屋根材として使用されているが、一部外壁に使用される場合もある」と書かれています(p.43)。
国交省と経産省の「石綿(アスベスト)含有建材データベース」の資料も、化粧スレートの製造期間を同じく書いています。
製造開始は、1961年である。製造終了は、2004年である。
同じ資料は、化粧スレートの通称を「コロニアル、カラーベスト」としています。
窯業系サイディングには例外があります。同じデータベースの資料は、窯業系サイディングの3つの系統のうち「「木繊維補強セメント板系」については、石綿を原料としたものは、存在しない。」と書いています。
自分の家の屋根を見分ける手がかり
1屋根を葺いた年建てた年、または屋根を葺き替えた年が2004年より前なら、上の表の期間に入ります。期間に入っても、石綿を含むとは限りません。
2屋根材の商品名建てたときの仕様書や、ハウスメーカーの点検報告書に書かれていることがあります。商品名が分かれば、石綿含有建材データベースで調べられます。
3工事の前の事前調査最後に決めるのは、資格者による事前調査です。商品名が分からなくても、工事の前には調査があります。
データベースの資料には、もう1つ手がかりが書かれています。
1989年~2004年の間に製造された製品には、概ね“a”マークが表示されている(全数でなく数枚に一枚表示されている製品も有る)
資料のとおり、マークは全部の製品に付いているわけではありません。屋根に上って探さないでください。
データベースにも限界があります。データベースの説明には「実際に存在する石綿含有建材を検索できない場合があります」「長めの製造期間を申告している場合もあります」と書かれています。検索で出てこなくても、石綿が無いとは決められません。
ふだんの暮らしでは、どう扱われているか
国土交通省の「アスベスト対策Q&A」は、こう書いています。
屋根材、外装材、内装材等の成型板などの中にはアスベストを含有するモノもありますが、こうした成型板は切断・削孔などの作業を伴わない通常の使用環境下では特別な管理を必要としない建材とされています。
同じQ&Aの別の答えにも、こうあります。
(前略)アスベスト含有建材に穴を開け、改修・解体工事で撤去するような場合を除けば、日常生活の中で特別な管理を必要としないとされています。
(出典: 国土交通省「アスベスト対策Q&A」・確認日 2026-10-19)
気をつけるのは、切る・穴を開ける・外すときです。同じQ&Aは、石綿を含む建材だと知らずに日曜大工をする場合にも触れています。
見積もりは複数社で取る
同じ工事でも、業者によって金額も中身も変わります。一括見積もりサイトなら、1回の申し込みで複数の業者から見積もりが届きます。サイトごとに紹介される業者が違うので、2つ以上使うと比べる相手が増えます。
並びは総合ランキングの順です。紹介料の順ではありません。
屋根の工事をするときの決まり
屋根の工事では、石綿の事前調査をして、その結果を報告する決まりがあります。
出典: 環境省 報道発表・環境省・厚生労働省のリーフレット(確認日 2026-10-19)
| 項目 | 原文 |
| いつから | 令和4年4月1日以降に工事に着手するもの |
| 個人宅は | 個人宅のリフォームや解体工事なども含まれます |
| 報告が要る改修工事 | 建築物の改修工事(請負代金の合計額100万円以上(税込)) |
| 報告が要る解体工事 | 建築物の解体工事(解体作業対象の床面積の合計80㎡以上) |
| 請負代金に入るもの | 材料費も含めた作業全体の請負代金の額をいい、事前調査の費用は含みませんが、消費税を含みます |
| 誰が調べるか | 【令和5年10月1日~】建築物の事前調査は資格者(一般建築物石綿含有建材調査者・特定建築物石綿含有建材調査者・一戸建て等石綿含有建材調査者)に依頼する必要があります |
リーフレットは「上記以外の工事であっても、建築物等の解体・改修時には事前調査の実施、調査結果の保存等が必要です」とも書いています。報告が要らない金額の工事でも、事前調査そのものは要ります。
リーフレットの注記には「一戸建て等調査者は一戸建て住宅や共同住宅の住戸の内部のみ事前調査を行うことができます」とあります。屋根の調査をどの資格者がするかは、見積もりのときに業者に確かめてください。
塗装・カバー工法・葺き替えで、何が違うか
厚生労働省の「石綿障害予防規則の解説」は、事前調査が要らない作業の例として、次のものを挙げています。
既存の塗装の上に新たに塗装を塗る作業等、現存する材料等の除去は行わず、新たな材料を追加するのみの作業。
一方で、同じ解説は「電動工具等を用いて、石綿等が使用されている可能性がある壁面等に穴を開ける作業は、これには該当せず、事前調査を行う必要がある」と書いています。
屋根の工事は、塗装でも高圧洗浄や補修を伴い、カバー工法は新しい屋根材を固定し、葺き替えは今の屋根材を外します。
どの工程が事前調査の対象になるかを、カバー工法と葺き替えに分けて書いた国の資料は見つけられませんでした(2026-10-19)。工事の内容で変わるので、見積もりのときに、事前調査をするか・誰がするか・費用は見積書のどの行かを聞いてください。
同じ解説は、スレートボードなどの石綿を含む成形品は「切断等以外の方法により除去することを原則とした」とし、その方法を「ボルトや釘等を撤去し、手作業で取り外すこと等」と書いています。
調査の費用に、国の補助は使えるか
厚生労働省の石綿総合情報ポータルサイトは、国の「住宅・建築物アスベスト改修事業」について、こう書いています(確認日 2026-10-19)。
補助対象とする石綿(アスベスト)は、吹付けアスベスト、アスベスト含有吹付けロックウールです。
対象として挙がっているのは「吹付け」の石綿で、スレート屋根のような成形板は挙がっていません。
同じページは、調査の補助の限度額を「原則として25万円/棟」とし、「補助制度がない地方公共団体もあります」と書いています。お住まいの市区町村に独自の制度があるかは、市区町村の窓口で確かめてください。
外壁や屋根の工事に使える自治体の制度は、外壁塗装の助成金にまとめています。
見積もりの前に確かめること
1屋根を葺いた年と商品名2004年より前か。商品名が分かれば業者に伝えます。
3事前調査の扱い誰が調べるか、費用は見積書のどの行か、請負代金が100万円以上(税込)なら報告をするか。
4かぶせる屋根材の重さカバー工法なら、今のスレートの上に重さが足されます。屋根材ごとの重さは屋根材を重さで比べるにあります。
屋根の見積もりを比べるなら
一括見積もりサイトを、公式が出している数字だけで並べてあります。加盟店数・紹介社数・断りの代行の有無を、確認日つきで比べられます。
見積もりサイトを比べる
紹介料の有無で順位や書いている内容は変えていません。各社のページに、広告リンクかどうかを明記しています。
このページが書いていないこと
あなたの家の屋根に石綿が含まれているかは、このページでは決められません。決めるのは、資格者による事前調査です。
セメント瓦(厚形スレート)の製造時期は書いていません。「目で見るアスベスト建材」の41品目にも、データベースの建材の一覧にも、項目が見つからなかったためです。
石綿の健康への影響の説明はしていません。国の資料の、暮らしと工事に関わる部分だけを引いています。くわしくは厚生労働省 石綿総合情報ポータルサイトを見てください。
よくある質問
スレート屋根にアスベストが入っているのは、いつの製品ですか
国土交通省の資料では、石綿を含む住宅屋根用化粧スレートの製造時期は1961年〜2004年です(目で見るアスベスト建材 第2版)。
アスベストを含むスレート屋根は、そのままで危ないですか
国交省は、成型板は「切断・削孔などの作業を伴わない通常の使用環境下では特別な管理を必要としない建材」と書いています。気をつけるのは、切る・穴を開ける・外すときです。
屋根のリフォームで、アスベストの調査は要りますか
解体・改修工事の前には事前調査が要ります。令和4年4月1日からは、請負代金の合計額100万円以上(税込)の改修工事で調査結果の報告も義務で、個人宅のリフォームも含まれます(環境省の報道発表・確認日 2026-10-19)。
アスベストの調査に国の補助は使えますか
厚生労働省のポータルサイトでは、国の改修事業の補助対象は「吹付けアスベスト、アスベスト含有吹付けロックウール」と書かれています。スレートのような成形板は挙がっていません。市区町村の独自の制度は窓口で確かめてください。
同じカテゴリのほかのページは、外壁塗装の情報一覧(工法・症状・費用・契約)に並べています。
この記事の運営: タシカベ(運営者情報)。引用はすべて公式の記載で、確認日を引用ごとに付けています。当サイトは広告(アフィリエイトプログラム)を利用しています。最終更新 2026-10-19。
コメント
運営者が確認してから掲載します。メールアドレスは聞きません。