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短い答え
- 「60年」は基礎と構造躯体にかかる数字です。防水は別の書かれ方をしています
- 無条件の60年ではありません。点検と有料メンテナンス工事の実施が条件だと公式にあります
- 無料の点検と、有料の工事は別。ここを混ぜると「無料で60年」と読み違えます
下に引用を置きます。当サイトの言い換えではなく、公式の文をそのまま読んでください。
三井ホームで建てた家の外壁塗装を調べると、「60年」という数字に当たります。数字が大きいので、「まだ先の話だ」と受け取りがちです。
この記事は、その60年が何にかかっている数字かを、公式の文で確かめるためのものです。
ハウスメーカー8社の保証期間(公式の年数)
- 積水ハウス初期30年+永年
- ヘーベルハウス60年
- 住友林業最長60年
- セキスイハイム最長30年
- 大和ハウス初期30年
- 三井ホーム最長60年(基礎・構造躯体)
- タマホーム20年(瑕疵・シロアリ・地盤)
- 一条工務店安心30年
文言は各社の公式サイトのままです。「初期」「最長」「安心」は社ごとに意味が違い、同じ物差しではありません。条件と出典は8社の保証期間の一覧に並べています。
三井ホームの外壁、公式に書いてあること
出典: 三井ホーム「キープウェル60」(60年点検・保証システム)(確認日 2026-08-27)
仕組みの説明。
三井ホームの「60年 点検・保証システム」は、建物お引き渡し後、10年ごとの点検とメンテナンス工事を組み合わせ、長期にわたる品質・性能の維持をサポートするしくみ
点検について。
建物お引渡し後60年にわたり、10年ごとに点検を実施し(2年、10年、20年、30年点検は無料)
60年がかかる対象と、その条件。つまり保証内容がどこまでか。
定期点検の結果、必要な有料メンテナンス工事を実施することにより、基礎と構造躯体を最長で60年間保証
但し10年ごとの点検と所定の有料メンテナンス工事の実施が条件となります。
防水は、別に書かれています。
※2 防水施工につきましては、お引き渡しより20年目以降、20年毎に必要なメンテナンス工事の実施により、その後20年間の保証を継続いたします。
この「三井ホームの保証」は、誰が出しているものか
上の最長60年(基礎・構造躯体)は、三井ホームが自社で出している保証です。
塗料をつくった会社の製品保証でも、保険会社の保証でもありません。ここを取り違えると、比べる相手を間違えます。
| 誰が出すか | このページの話か | その会社が無くなったら |
| 三井ホーム(建てた会社) | これがこのページの話です(最長60年(基礎・構造躯体)) | 出している会社が無くなれば、そこで途切れます |
| 塗料をつくった会社 | 別の話。塗った作業の出来には及びません | 製品の話なので、施工会社とは別に残ります |
| 保険(第三者) | 別の話。契約時に別で入っていなければ存在しません | 保険会社が相手なので残ります |
続けるための条件は「10年ごと(一部無料)」、費用は「有料
所定のメンテナンス工事/10年ごと」と公式にあります(確認日は上の引用に添えてあります)。
年数だけを他社と並べても比べたことになりません。——誰が、何に対して、どんな条件での3つが揃って初めて並びます。
3つの見分け方は メーカー別の一覧 にまとめています。
公式の文から分かること
1. 保証期間の「60年」がかかっているのは基礎と構造躯体です
外壁の塗り替えの話ではありません。
公式の文は「基礎と構造躯体を最長で60年間保証」と書いています。
2. 防水は「20年ごとに継続する」という書かれ方です
60年と20年が、上に引用した公式の同じページに、別々に書かれています。
片方だけを見て「60年」と覚えると、もう片方の期限を見落とします。
このサイトが他のメーカーのページでも書いている「保証はひとかたまりではないことがあります」の実例です。
3. 無料なのは点検であって、工事ではありません
2年、10年、20年、30年点検は無料
必要な有料メンテナンス工事を実施することにより
点検が無料であることと、そこで指摘された工事が無料であることは、別です。
点検の費用は0円でも、工事の費用は見積もりを見るまで分かりません。
公式が「有料」と明記しています。
4. 条件を満たさなかったときのことは、この引用からは分かりません
公式は「条件となります」と書いていますが、
条件を満たさなかった場合にどうなるかは、この文には書かれていません。
当サイトは推測で補いません。そこは保証書と、担当者に確かめる部分です。
「メンテナンスフリー」と書かれているか
検索では「三井ホーム 外壁メンテナンスフリー」と打たれています。そこで公式サイトを探しました。
公式トップから辿れる42ページとリフォームの案内には、「メンテナンスフリー」「塗り替え不要」「塗装不要」「メンテナンス不要」のどれも出てきません(確認日 2026-09-01〜09-02)。
ただし断定はしません。カタログPDF・店舗ごとの案内・本文が読み込めなかったページは見ていません。
代わりに公式が書いているのは、60年がかかる対象は基礎と構造躯体であること、
防水は20年ごとに継続していく書かれ方であること、そして無料なのは点検であって工事ではないことです(上の引用のとおり)。
「メンテナンスフリー」という言葉を、営業や業者の説明で聞いたときは、何がフリーなのかを書面で確かめてください。
外壁の仕上げなのか、構造なのか、防水なのかで別の話です。
塗り替えたあと、その工事に付く保証は何年か
建物の保証とは別の話です。外壁を塗り替えたとき、その塗装工事そのものに何年の保証が付くか。三井ホームは、リフォーム部門のページで一例を出しています。
出典: 三井のリフォーム「リフォーム工事の保証」(確認日 2026-08-30)
リフォーム工事の主な保証項目と保証期間の一例
屋根・外壁等の外装仕上げ工事や付帯する外装部材の交換など
屋内の床・壁・天井の内装仕上げ、内外建具工事
給排水・電気・空調等の設備の交換、改修等
2年
工事毎の保証項目に関する工事保証
この3項目に対して「2年」が1つ置かれています。公式では3項目が1つの箱に並び、その横に「2年 / 工事毎の保証項目に関する工事保証」が置かれているためで、
3項目まとめて2年と読みます。この読み取りは当サイトのもので、公式が「まとめて」と書いているわけではありません。
「一例」と書かれているので、これがご自宅の契約の数字とは限りません。
ただし、外装仕上げ工事がこの表に入っていることは読み取れます。
他社と比べるときに、ここを並べてください。
「工事に何年の保証が付くか」「保証を出すのは施工店か、塗料メーカーか、両方か」。
建物の60年保証とは別の数字です。混ぜて説明されたら、書面で分けてもらってください。
懸念点(3つ)
この社は、4項目のうち1点が公式で確認できていません(対象の契約時期)。その1点は、保証書と担当者に自分で確かめる必要があります。
- 「60年」は、費用がかからない年数ではありません。公式は「有料/所定のメンテナンス工事/10年ごと」と書いています。年数だけを見て費用を見込むと、点検のたびに想定外の見積もりが出ます。
- 年数は無条件ではありません。公式には点検・診断について「10年ごと(一部無料)」と書かれています。他社で外壁を塗ったあとに点検をどう扱うかは、公式ページに書かれていません。書面で確かめる項目です。
- いつ建てた家が対象かを、公式で確認できていません。保証の内容は改定されることがあるので、根拠になるのは自分の保証書です。
良い点は挙げていません。どれを良い点として選ぶかは、当サイトが付けた評価になります。公式に書いてあることと、書いていないことだけを出します。引用の原文と確認日は上にあります。
同じ項目を、3社で並べる
1社だけを読んでも、それが厳しいのか普通なのかは分かりません。同じ項目を、公式の書き方のまま3社で並べます。
順位は付けません。どれが良いかではなく、どこが違うかを見るための表です。並べる相手は機械的に決めています——費用を「無償」と書いている唯一の社と、保証年数がいちばん近い社です。
| メーカー | 保証期間 公式の年数 | 費用がかかるのは 何に・いつ | 対象の契約時期 |
| 三井ホームこのページ | 最長60年(基礎・構造躯体) | 有料 所定のメンテナンス工事/10年ごと | 公式で確認できず |
| 積水ハウス | 初期30年+永年 | 無償 会社が必要と判断した補修/10年・20年点検時 | 2018/4/1 以降 |
| ヘーベルハウス | 60年 | 有償 当社が指定する補修/30年目以降 | 2017/10 以降 |
年数の欄だけを比べても、この差は出ません。同じ「30年」でも、費用の扱いが逆になることがあります。引用の原文と確認日は各社のページに、8社ぶんはメーカー別の一覧に同じ列で並べています。
「公式で確認できず」は「無い」ではなく、こちらが見つけていないという意味です。
自分の家で確かめる手順
「保証は何年ですか」と1回だけ聞かないでください。まとめた答えが返ってきて、
基礎の話なのか防水の話なのか分からなくなります。
そのまま持っていける文にしておきます。言い換えないでそのまま読んでください。
そのまま使える言い方(当サイトが書いたものです。公式の文ではありません)
「基礎・構造躯体の60年と、防水の20年は、
うちの保証書ではどの項目に当たりますか。
それぞれ、外壁の塗り替えを他社で行った場合にどう変わるのかを、
書面でいただけますか。」
この2つを名前で分けて聞くのが要点です。
上に引用した公式の文では、基礎・構造躯体と防水が別々の年数で書かれています。まとめて「保証は何年ですか」と聞くと、長いほうだけが返ってきて、もう一方の期限を見落とします。
保証書の見出しをそのまま読み上げて、1行ずつ「これは?」と聞くのが確実です。
項目名を当サイトの言葉に置き換えないでください。書面の言葉のまま聞きます。
見積もりは複数社で取る
同じ工事でも、業者によって金額も中身も変わります。一括見積もりサイトなら、1回の申し込みで複数の業者から見積もりが届きます。サイトごとに紹介される業者が違うので、2つ以上使うと比べる相手が増えます。
並びは総合ランキングの順です。紹介料の順ではありません。
対象と条件が分かったら
①「60年」と「20年」がそれぞれ何にかかっているか、②有料メンテナンス工事の扱いを書面で押さえます。そのうえで同じ工事内容で他社の見積もりを取ります。一括見積もりサイトは、公式が出している数字で並べてあります。
見積もりサイトを比べる
紹介料の有無で順位や書いている内容は変えていません。各社のページに、広告リンクかどうかを明記しています。
このページで、持ち帰れるもの
公式に書かれていない部分が多いページですが、確かめる材料は1つ増えています。
このページの要約(当サイトが書いたものです。公式の文ではありません)
- 基礎・構造躯体と防水は、別の年数で書かれている
- どちらも、点検と有料メンテナンス工事の実施が条件になっている
この2つが分かっていれば、次にやることが決まります。
保証書を開いて、その2つが自分の書面でどう呼ばれているかを探す。呼び名は会社と建築年で変わるので、書面の言葉を、上の質問文にそのまま入れて聞きます。
このページが書いていないこと
書いていないのは3つ。外壁材の名前(公式で確認できた記述が未発見。分かり次第足します)、外壁塗装と保証の関係(上の引用に記述が無い)、金額(定価が無い。各社公式の相場レンジは一覧に)。載っていない=無い、ではありません。
よくある質問
塗り替えた工事そのものに、保証は付きますか
建物の保証とは別に、工事ごとの保証があります。三井のリフォームのページに「リフォーム工事の主な保証項目と保証期間の一例」として、屋根・外壁等の外装仕上げ工事を含む3種類に対して2年と書かれています(確認日 2026-08-30)。
「一例」と書かれているので、ご自宅の契約の数字とは限りません。他社と比べるときは「工事に何年付くか」「保証を出すのは施工店か塗料メーカーか」を並べてください。
60年保証があるのに、なぜ外壁塗装が要るのですか
60年がかかっているのは基礎と構造躯体です。防水は別で、20年ごとに継続していく書かれ方をしています。外壁の仕上げ(塗装)は、この2つとは別の話です。ご自宅の保証書で、どの部位に何年が付いているかを確かめてください。
無料点検で言われた工事は無料ですか
無料なのは点検であって、工事ではありません。点検で指摘された補修や塗り替えは、別に費用がかかります。その場で決めずに、見積書を書面でもらってください。
読み終わったら、次にすること
- 1
公式の「キープウェル60」を開いて、60年と20年の行を分けて読む基礎と構造躯体が60年、防水は20年目以降に20年ごとと、同じページに別々に書かれています(確認日 2026-08-27)。片方だけ覚えると、もう片方の期限を見落とします。
- 2
「無料の点検」と「有料の工事」を分ける公式は2年・10年・20年・30年の点検は無料、メンテナンス工事は有料と書き分けています。点検が無料であることと、工事が無料であることは別です。
- 3
保証書の項目を1行ずつ、名前で確かめる項目名を言い換えず、書面の言葉のまま「これは?」と聞きます。外壁の塗り替えを他社で行った場合に各項目がどう変わるかを、項目ごとに書面でもらってください。
一括見積もりサイトを比べる
総合順位の決め方は総合ランキングに書いています。数字は公式の記載のままです。
ほかのメーカー:積水ハウスヘーベルハウスセキスイハイム一条工務店タマホーム大和ハウス住友林業
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