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短い答え
- 保証書は1種類ではありません。施工店の工事保証/塗料メーカーの製品保証/住宅メーカーの長期保証は、出し手も対象も別です
- 法律で10年と定められているのは、新築のときの話です(品確法 第九十四条・2026-09-09 に e-Gov 法令API で条文を確認)。塗り替え工事そのものに、その10年は掛かりません
- 年数より先に、発行元・対象部位・続ける条件の3か所を読んでください
「10年保証」と言われたら、誰が出す10年かを聞いてください。
外壁塗装で「保証は10年です」と言われたとき、
その保証を誰が出すのかは、言われないことがあります。
出し手が違えば、効く相手も、続く条件も変わります。
施工店が廃業したら、施工店の保証は残りません。
保証書は、3つに分かれています
| 種類 | 誰が出すか | 何に対して | 気をつけるところ |
| 工事保証 | 施工店(塗った会社) | 施工の不具合(塗膜の剥がれ・膨れなど) | その会社が続いていることが前提です。廃業すると出し手がいなくなります |
| 製品保証 | 塗料メーカー | 塗料そのものの性能 | 指定の塗り方・下地・回数が条件になっていることがあります。施工店が条件どおりに塗っていないと出ません |
| 長期保証 | 住宅メーカー(建てた会社) | 構造躯体・防水など、契約で決めた部位 | 外壁の「仕上げ」が対象に入っているとは限りません。8社を並べた表を見てください |
この3つは、同じ紙に書かれていません。別々の書面です。
「保証書をください」と言うと、どれが出てくるか分かりません。
「工事保証と製品保証、両方の書面をください」と言ってください。
法律で10年と定められているのは、新築のときです
条文をそのまま引きます。
住宅を新築する建設工事の請負契約(以下「住宅新築請負契約」という。)においては、請負人は、注文者に引き渡した時から十年間、住宅のうち構造耐力上主要な部分又は雨水の浸入を防止する部分として政令で定めるもの(略)の瑕疵(略)について(略)
出典: 住宅の品質確保の促進等に関する法律(平成十一年法律第八十一号)第九十四条。売買の場合は第九十五条に定めがあります。
e-Gov 法令API で条文そのものを取得して確認しました(確認日 2026-09-09)。読む場合は e-Gov 法令検索。
条文が対象にしているのは「住宅を新築する建設工事の請負契約」です。
塗り替え工事は新築ではありません。
だから、塗り替えの工事保証は、上の条文の十年間ではなく、施工店が自分で決めた年数です(出典は上の第九十四条・確認日 2026-09-09)。
当サイトは法律の相談には答えられません。
ご自宅の契約がどれに当たるかは、契約書と保証書に書かれています。
保証書で読むのは、この3か所です
1発行元の名前会社名が、塗った会社か・塗料の会社か・建てた会社か・保険の会社か。ここで「効く相手」が決まります。
2対象と書かれている部位外壁の仕上げか、下地か、シーリングか、付帯部か。同じ書面の中で、部位ごとに年数が違うことがあります。
3続けるための条件点検や有償の工事が条件になっていないか。「10年」と書いてあっても、途中で条件が付いていることがあります。
この3行が埋まらないうちは、他社の見積もりと比べられません。
「何年か」より先に「誰が、何に対して」です。
条件が公式で読めるとは限りません
当サイトがハウスメーカー8社の公式ページで確かめた結果です。
| 有償の工事が保証の条件と公式に書かれている | 4社(ヘーベルハウス/住友林業/三井ホーム/一条工務店) |
| 有償と書いてあるが条件とは書かれていない | 2社(大和ハウス/セキスイハイム) |
| 無償と書かれている/公式で確認できなかった | 2社(積水ハウス/タマホーム) |
8社のうち、条件を公式ページだけで確かめられるのは4社です。
残る4社は、手元の保証書を見るまで分かりません。
これは各社が隠しているという話ではなく、公式ページに載る粒度がそこまで、という話です。
(出典と確認日はメーカー別の一覧にあります)
外壁が窯業系サイディングなら、サイディングのメンテナンスを公式の文で確かめるも見てください。建材メーカーの周期には「純正部材を使用した場合」という条件が付いています。
「保証書は出ません」と言われたときに確かめること
出ないこと自体が問題とは限りません。確かめるのは、出ない理由のほうです。
| 何に対して出ないのか | 工事保証が出ないのか、製品保証が出ないのか。塗料メーカーの保証は、指定の工法で塗っていないと出ません。「どちらが出ないのか」を分けて聞いてください |
| 書面ではなく口頭なら | 「保証します」と言われた内容を、書面にしてもらえますかと聞きます。断られたら、その理由も聞いてください。担当者が代わると、口頭の約束は残りません |
| 他社はどうか | 同じ工事内容で、保証書の有無を並べます。金額だけを並べても、この差は見えません |
そのまま使える聞き方(当サイトが書いたものです。公式の文ではありません)
「工事保証と製品保証、それぞれの保証書をいただけますか。
対象の部位と、保証を続けるための条件も、書面に書かれているものをお願いします。
出せない場合は、どちらがどういう理由で出せないのかを教えてください。」
保証と保険は別の話です。災害で壊れた外壁の修理に保険を使うかどうかは、外壁塗装に火災保険は使えるかに公式の文を引いています。
一括見積もりサイトは、保証について何と書いているか
当サイトが5社の公式で確かめた結果です。
| 公式に保証への言及がある | 1社。外壁塗装パートナーズが、加盟店の審査基準の1つとして「メーカー保証・工事保証に対応」を挙げています(確認日つきの原文) |
| 公式トップで確認できなかった | 4社(外壁塗装一括net/外壁塗装の窓口/ヌリカエ/リショップナビ外壁塗装)。「保証に対応していない」という意味ではありません。「公式トップでは確かめられなかった」です |
紹介サイトを使っても、保証書を出すのは紹介された施工店です。
サイトが保証を出すわけではありません。ここを取り違えると、「サイトが保証すると思っていた」という食い違いになります。
保証書の有無を、比べる材料にする
同じ工事内容で複数社から見積もりを取ると、保証書の扱いの差が見えます。5社の公式が出している数字を、確認日つきで並べてあります。
見積もりサイトを比べる
紹介料の有無で順位や書いている内容は変えていません。各社のページに、広告リンクかどうかを明記しています。
外壁がタイルの家なら、外壁タイルのメンテナンスは本当に不要かも見てください。「塗り替え不要」と書かれていても、目地と付帯部は別の話です。
先にやることが2つあります
保証書を読む前に、確かめておくと話が早いものが2つあります。
1自分の家の外壁材の名前契約書・仕様書・点検報告書のどれかに書いてあります。外壁材によって、そもそも必要な工事が違います。
2建てた会社の長期保証が、いまどうなっているか「他社で外壁工事をした場合、どの保証が、いつまで、どう変わるか」。口頭ではなく書面で。8社の一覧に、どこを見るかを置いています。
見積もりは複数社で取る
同じ工事でも、業者によって金額も中身も変わります。一括見積もりサイトなら、1回の申し込みで複数の業者から見積もりが届きます。サイトごとに紹介される業者が違うので、2つ以上使うと比べる相手が増えます。
並びは総合ランキングの順です。紹介料の順ではありません。
このページが書いていないこと
「何年の保証なら安心か」は書きません。
年数の適否は、外壁材・塗料・下地の状態・施工内容で変わるもので、
1つの数字にすると嘘になるからです。
保証されないケースの一般的な一覧も書きません。
当サイトが出せるのは、公式に書かれていることと、書かれていないことの区別だけです。上の8社の表がそれにあたります。
契約や請求で困ったときは、消費者ホットライン 188 に電話すると、お住まいの地域の消費生活センターにつながります。
訪問販売で結んだ契約なら、外壁塗装の契約は、クーリングオフできるかに条文を引いています。工事保証の中身は、契約書では建設業法第19条第1項第13号の事項に当たります(外壁塗装の契約書に、何が書いてあるべきか・e-Gov で確認 2026-09-14)。
よくある質問
外壁塗装の保証は、法律で10年と決まっていますか
新築のときの話と、塗り替えの話が混ざっています。
品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)第九十四条が対象にしているのは「住宅を新築する建設工事の請負契約」です。
引き渡しから十年間、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分の瑕疵についての定めです(e-Gov 法令API で条文を確認・2026-09-09)。
塗り替え工事は新築ではありません。塗り替えの工事保証は、施工店が自分で決めた年数です。当サイトは法律の相談には答えられません。ご自宅の契約がどれに当たるかは、契約書と保証書に書かれています。
保証書が出せないと言われました。おかしいですか
出ないこと自体が問題とは限りません。確かめるのは理由のほうです。
工事保証が出ないのか、製品保証が出ないのかを分けて聞いてください。塗料メーカーの保証は、指定の工法・下地・回数で塗っていないと出ないことがあります。口頭で「保証します」と言われたら、その内容を書面にしてもらえるかを聞いてください。担当者が代わると、口頭の約束は残りません。
施工店が廃業したら、保証はどうなりますか
施工店が出している工事保証は、その会社が続いていることが前提です。だから「誰が出す保証か」を先に見る必要があります。
塗料メーカーの製品保証は出し手が別なので、扱いも別です。当サイトは、廃業後にどうなるかを一般論では書きません。保証書に書かれている発行元と条件を確かめてください。
ハウスメーカーの長期保証があれば、塗装の保証は要りませんか
対象が別です。住宅メーカーの長期保証は構造躯体・防水など契約で決めた部位にかかるもので、外壁の「仕上げ」が対象に入っているとは限りません。
当サイトが8社の公式ページで確かめたところ、有償の工事が保証の条件と書かれているのは4社、条件とは書かれていないのが2社、無償または確認できずが2社でした。8社のうち、公式ページだけで確かめられるのは4社です。(8社を並べた表)
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