関連する一覧: 外壁塗装の情報一覧(工法・症状・費用・契約)/外壁塗装の会社・ランキング・情報のまとめ/外壁塗装の一括見積もりサイト総合ランキング/外壁塗装のランキングと比較表の一覧/一括見積サービスとハウスメーカーの会社一覧
短い答え
- 国の仕様書は、防水の改修工法を「記号3つの組み合わせ」で呼びます。既存の種類・撤去するか・新しく何を敷くか、の3つです
- 既存の防水は4種類に分類されています。P(保護アスファルト)・M(露出アスファルト/改質アスファルト)・S(シート)・L(ウレタン塗膜)
- いちばん金額を変えるのは「撤去するかどうか」です。ここが0〜4の5段階で分けられています
ベランダや屋上の防水を「やり替えましょう」と言われたとき、
何と何を比べればいいのかが分かりにくい工事です。
ここでは国土交通省の公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版 3章の原文を引きます(出典のPDFは下の出典欄・確認日 2026-09-20)。
公共工事の基準で、戸建てにそのまま適用されるものではありません。
この章が扱う範囲
出典は同仕様書 3.1.1 一般事項(確認日 2026-09-20)。
この章は、既存のアスファルト防水、改質アスファルトシート防水、合成高分子系ルーフィングシート防水及び塗膜防水の防水改修工事並びにシーリング、とい及びアルミニウム製笠木の改修工事に適用する。
防水と、シーリングと、といと、笠木が、同じ章に入っています。
「水が入る経路」としてまとめられている、という読み方ができます。当サイトではシーリング工事・雨どい・笠木を別のページにしています。
工法名は、記号3つの組み合わせ
出典は同仕様書 3.2.2 工法(分類)(確認日 2026-09-20)。
① 分類 ○○○工法
新規防水工法の種別による区分/既存の保護層及び防水層の撤去・非撤去による区分/既存防水工法による区分
つまり「AS-2工法」のような呼び名は、3つの情報を1つに詰めたものです。
① 既存の防水は4つに分けられている
| 記号 | 仕様書の呼び名 |
| P | 保護アスファルト防水工法(断熱工法を含む) |
| M | 露出アスファルト・改質アスファルト防水工法(断熱工法を含む) |
| S | 合成高分子系ルーフィングシート防水工法(断熱工法を含む) |
| L | ウレタンゴム系塗膜防水工法 |
出典:同仕様書 3.2.2 ②(確認日 2026-09-20)。「アスファルト防水」は、保護(P)と露出(M)で別の記号になっています。上にコンクリートなどの保護層が載っているかどうかの違いです。
② 撤去するかどうかが5段階
ここが、金額と工期をいちばん動かすところです。
| 記号 | 仕様書の区分 |
| 1 | 保護層及び防水層撤去 |
| 2 | 保護層撤去及び防水層非撤去(立上り部等は、撤去) |
| 3 | 露出防水層撤去 |
| 4 | 露出防水層非撤去(立上り部等は、表3.1.1 による) |
| 0 | 保護層及び防水層非撤去(立上り部等は、表3.1.1 による) |
出典:同仕様書 3.2.2 ③(確認日 2026-09-20)。「撤去する/しない」は、平場(たいらな面)と立上り部(壁の付け根)で別に決められています。「立上りだけは撤去」という区分が用意されているのは、そこが漏りやすいからと読めますが、理由は仕様書に書かれていません。
③ 新しく敷くものが記号で並んでいる
主なものだけ抜き出します(出典:同仕様書 3.2.2 ④・確認日 2026-09-20)。
| 記号 | 仕様書の呼び名 |
| A/B | 屋根保護防水密着工法/屋根保護防水絶縁工法 |
| AI/BI | 同上の断熱工法 |
| C/D | 屋根露出防水密着工法/屋根露出防水絶縁工法 |
| AS | 改質アスファルトシート防水工法 |
| S | 合成高分子系ルーフィングシート防水工法 |
| X | ウレタンゴム系塗膜防水工法 |
| E | 屋内防水密着工法 |
出典:同仕様書 3.2.2 ④(確認日 2026-09-20)。「密着」と「絶縁」が別の記号になっています。下地に貼り付けるか、縁を切って浮かせるかの違いです。どちらが優れているかは仕様書に書かれていません。
見積書でどう効くか
「ウレタン防水をやります」だけでは、上の3つのうち1つしか決まっていません。
同じ「ウレタン塗膜防水(X)」でも、
既存がP(保護アスファルト)なのかL(ウレタン)なのか、
撤去するのか(1)しないのか(0・4)で、工事の中身も金額も変わります。
聞き方は1つです。
「既存は何で、撤去はどこまでで、新しく敷くのは何ですか」
この3つが答えられない見積もりは、比較の土俵に乗りません。
2社で比べるときも、この3つが揃っているかを先に見てください。
戸建てのベランダの場合
上の仕様書は、屋上を主に想定した公共工事の基準です。
戸建てのベランダは面積が小さく、足場の有無や下地の作りが違います(足場費用)。
それでも、3つに分けて聞くという読み方は同じように使えます。
すでに水が入っている場合は、工事の前に原因の切り分けが要ります。引渡しから10年以内かどうかで相談先が変わるので、雨漏りの相談先を先に読んでください。
外壁側から入っている場合は外壁のひび割れ、
笠木まわりは笠木とはにそれぞれの基準を載せています。
防水工事セレクトナビ防水工事の一括見積もり/外壁塗装の一括見積もりサイトとは別のカテゴリです
下のリンクは広告(アフィリエイトリンク)です。ここから申し込むと当サイトに紹介料が入ります。紹介料の有無で、このページに書いていることは変えていません。
| 成果になる時点 | 「・広告主新規(当広告主を初めて利用する方)・WEB見積もり依頼後、30日以内の本人確認」(広告主が公表している成果条件の原文・確認日 2026-09-21)。現地調査や工事契約までは条件に含まれていません |
|---|
| 対象の工事 | 「一軒家などの防水工事から、ベランダ防水工事、マンションの屋上の防水工事など」(広告主のPR文・確認日 2026-09-21) |
|---|
| 対応エリア | 広告主の案件情報に「対応エリア」の欄がありません。PR文には「全国で登録者数が300社以上と非常に多いため、どの地域からのお問い合わせでも対応可能かと思われます」とあります(確認日 2026-09-21)。当サイトはこれを「全国対応」とは書きません。広告主自身が「かと思われます」と書いているためです |
|---|
| 成果にならない場合 | 「・本人確認取れない場合、不正、いたずら、キャンセル ・サービス利用意思がない方からの申込 ・海外在住の方からの申込 ・1世帯2回以上の申込 ・リスティング違反の場合」(広告主が公表している否認条件の原文・確認日 2026-09-26)。このあとに、広告の仲介会社が全案件に共通で載せている記載(仲介会社のルールを守ること/「広告の掲載面の開示を求められて応じない場合は成果が取り消される可能性」/掲載前に禁止事項を確認すること)が続きます |
|---|
| 工事の費用 | 当サイトは確認できていません。公式に金額の記載を見つけていないため、ここには書きません(確認日 2026-09-21) |
|---|
公式サイトへ(広告)
数字と文はすべて広告主が公表している案件情報の原文です(確認日 2026-09-21、否認条件のみ 2026-09-26 に全文へ差し替え。5項目のうち4項目しか載せていませんでした)。当サイトはこのサービスを使ったことがないので、紹介される会社の質や対応の速さは書きません。
当サイトが金額を出さない理由
防水工事の費用の公表値を、当サイトは持っていません。
見積もりサイト各社が公表している相場は外壁塗装のもので、防水は独立した項目として入っていません(外壁塗装の相場)。
「㎡あたり」で出てきた場合は、立上り部を面積にどう入れたかを聞いてください。
防水も見てもらう
屋上やベランダの防水は、外壁の足場があるときに一緒に見ておくと無駄がありません。外壁の見積もりを取るときに、防水の状態と「既存・撤去・新規」の3つを書いてもらってください。一括見積もりサイト5社を、各社が公表している数字で並べてあります。
見積もりサイトを比べる
出典と確認日
- 国土交通省大臣官房官庁営繕部:公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版 3.1.1・3.1.2・3.2.2(確認日 2026-09-20)
- 取り出し方:PDF全文(299ページ)から当サイトが該当箇所を取り出しました
- 載せなかったもの:各工法の材料・層構成の表は載せていません。PDFの抽出で列が崩れており、読み違えたまま書くより空けておきます
よくある質問
ベランダや屋上の防水の工法名は、何を表していますか
国の仕様書は、改修工法を記号3つの組み合わせで呼びます。既存の防水の種類・撤去するか・新しく何を敷くか、の3つです。
既存の防水には、どんな種類がありますか
国の仕様書は4種類に分けています。P(保護アスファルト)・M(露出アスファルト/改質アスファルト)・S(シート)・L(ウレタン塗膜)です。
防水工事の金額をいちばん変えるのは何ですか
既存の防水を撤去するかどうかです。仕様書では撤去の程度が0〜4の5段階に分けられています。
同じカテゴリのほかのページは、外壁塗装の情報一覧(工法・症状・費用・契約)に並べています。
この記事の運営: タシカベ(運営者情報)。引用はすべて公式の記載で、確認日を引用ごとに付けています。当サイトは広告(アフィリエイトプログラム)を利用しています。最終更新 2026-10-10。
コメント
運営者が確認してから掲載します。メールアドレスは聞きません。